ここでは、業界用語の紹介と解説を行います。
…打ち手からしたらあまり関係ないですけどね。
根本的な部分というか、スペック設計などを学ぶ上では重要でしょうに。
- TS(ティーエス)
- TSA(ティーエスエー、ティーエスアマ)
- S(スタート)
- 入賞S(にゅうしょうスタート)
- 1000円S(せんえんスタート)
- SA(エスエー、スタートアマ)
- B(ベース)
- BA(ビーエー、ベースアマ)
- BO(ビーオー)
- BOA(ビーオーエー、ビーオーアマ)
- BY(ビーワイ)
- BYmin(ビーワイミン)
- B%(ビーパーセント)
- Bサ(ビーサ)
- TO(ティーオー)
- T1O(ティーイチオー)
- TY(ティーワイ)
- T1Y(ティーイチワイ)
- T/(ティースラッシュ)
- 時間BO(じかんビーオー)
- 時間TO(じかんティーオー)
- 客滞率(きゃくたいりつ)
- 玉単価(たまたんか)
- 玉粗利(たまあらり)
- アウト
- 時間アウト(じかんあうと)
- セーフ
- 最大MY(さいだいえむわい)
- 最大M♢(さいだいえむだいや)
- 稼働貢献週(かどうこうけんしゅう)
TS(ティーエス)
TSは特賞(大当り)を発生させるために必要なスタート回数になります。ぱち研部はよくこの値のことを初期確率といったりしてます。1/349、1/319、1/199、1/99などのアレです。Tは特賞のTと思っておくと楽です。
TSA(ティーエスエー、ティーエスアマ)
TSAは入賞容易状態中(電チュー開放等の有利な状態中)の特賞(大当り)を発生させるために必要なスタート回数になります。確変中であったり、右打ち中の大当り確率がそれにあたります。Aは入賞容易状態中(電チュー開放等の有利な状態中)を表す時に付属します。
S(スタート)
Sは1分間遊技球を100個打った時にどれだけ大当り抽せんを受けることができるかを表したものになります。この値が仮に「5」の場合、その機械は1分間に5回転変動することとなり、TSが1/319の機械であれば319/5=63.8分、つまり1時間4分で大当りする機械と割り出すことが可能です。
入賞S(にゅうしょうスタート)
入賞Sは1分間遊技球を100個打った時にどれだけ大当り抽せんを受けることができる始動口に入賞したかを表すものになります。Sは変動回数ですが入賞Sは入賞数になります。保留MAXだとオーバーフローいたしますので、当然入賞Sの方がSよりも大きくなります。Sと入賞Sの数値の差が小さければ小さいほど打ち手はプロということになります。
1000円S(せんえんスタート)
1000円Sは文字通り、1000円を使い切るまでに回すことができるスタート回数を表します。1玉4円で考えた場合、250個の遊技球を使い切るまでということになり、250/B%×Sで求めることが可能です。
250/B%×Sは、「250個」/「1分間でどれぐらい減るか」=「何分で消化できるか」が算出でき、1分間にSの値だけ回ることになるので、「何分で消化できるか」×「S」の数値が1000円Sになります。
SA(エスエー、スタートアマ)
SAは入賞容易状態中(電チュー開放等の有利な状態中)に、1分間遊技球を100個打った時にどれだけ大当り抽せんを受けることができるかを表したものになります。リゼロ鬼がかりなどは右打ち時に1分間で70変動くらいしますので、その場合はSA70となります。
B(ベース)
出玉の命ともいえるのがベースです。1分間遊技球を100個打った時にどれだけ返ってくるかを表したものがBになります。入賞S+BYmin=Bです。100-B%でも出ます。
BA(ビーエー、ベースアマ)
BAは入賞容易状態中(電チュー開放等の有利な状態中)に、1分間遊技球を100個打った時にどれだけ返ってくるかを表すものになります。BA100の場合、100個打っても100個返ってくるので右打ちしっぱなしでも減らない機械ということになります。
BO(ビーオー)
BOは特賞までの平均アウトのことを言います。初当りまでにどれだけ玉が発射されるかという数値になります。TSとSがわかればBOが算出できます。
(例)TS1/319、S5の場合はTS/Sで何分で大当りするかが算出できます。1分間で遊技機は100個発射できるので、319/5×100=6380個がBOとなります。
BOA(ビーオーエー、ビーオーアマ)
BOAは入賞容易状態中(電チュー開放等の有利な状態中)の平均アウトのことを言います。
BY(ビーワイ)
BYは通常時のスタート以外の払い出しのことを言います。Yは何かしらの「差玉」で出がちです。
BYmin(ビーワイミン)
BYminは通常時の入賞スタート以外の払い出しのことを言います。その他入賞口で獲得できる玉です。開発の現場ではBYminまで言ってる人を知りませんが、BYは?と聞かれたら大体BYminのことです。
B%(ビーパーセント)
B%は通常時1分間の吸い込みのことです。B%=1分間の発射個数-通常ベース(B)で算出可能です。
(例)B%=100-B
Bサ(ビーサ)
Bサは特賞までの平均差玉になります。大当りさせるまでにどれだけ遊技玉が必要かという数値になるので、出率100%の機械をつくると考えた時、Bサがそのままその台の出玉性能ということになります。BO×B%で算出可能です。
TO(ティーオー)
TOは特賞中の平均発射個数(アウト)になります。特賞中とは大当り中と入賞容易状態中(電チュー開放等の有利な状態中)のことになります。したがって、BO+TOで通常時のアウトと当ってからのアウトの合算が算出できます。
T1O(ティーイチオー)
T1Oは大当り1回分の発射個数(アウト)を表したものになります。
TY(ティーワイ)
TYは特賞中の平均差玉。初当りからRUSH終了までの間にどれだけ差玉で出るかを表します。
T1Y(ティーイチワイ)
T1Yは大当り1回分の平均差玉です。
T/(ティースラッシュ)
T/は特賞中出玉率のことです。
(TY+TO)÷TO×100で算出可能です。
時間BO(じかんビーオー)
ユーザーの打ち方を考慮した1時間あたりの通常アウトになります。擬似連を頻発する台などではユーザーは止め打ちしますので数値が低くなり、海のような変動効率の良い機械では時間BOは高く出ます。
時間TO(じかんティーオー)
ユーザーの打ち方を考慮した1時間あたりの特賞中のアウトになります。打ちっぱなしでも減らない台かつ滞在が長いと数値が高く出ます。
客滞率(きゃくたいりつ)
ユーザーがどれぐらい打ち続けているかを数値化したもので、累計Bサ÷売上玉で算出します。売上玉に対する累計Bサ(売上玉+持ち玉遊技玉)の比率を表します。
玉単価(たまたんか)
アウト1玉あたりの売上金額。売上/アウトで算出が可能。同じ稼働の場合、玉単価が高いほど売り上げがあがるため、その機械の射幸性を示す指標ともいえます。ぱちんこ開発において極めて重要な指標。
玉粗利(たまあらり)
アウト1玉あたりの粗利金額。ユーザーにとって辛い甘いの指標になります。粗利/アウトで算出可能。
アウト
発射個数のことで1分間に遊技球は100個発射することができ、1時間では6000個発射することが可能なため、1時間あたりのアウトの最大値は6000個となる。
時間アウト(じかんあうと)
ユーザーの打ち方を考慮した1時間あたりのアウト。
セーフ
払い出し出玉のことで、総セーフ-総アウトの差がユーザーの勝ち負けそのものとなる。
最大MY(さいだいえむわい)
1人のユーザーがずっと遊技していたと仮定した場合の最も出玉を持っていた時の出玉総数。
4円ぱちんこで4万円突っ込んだ後に1万発出た場合、-1万発から+1万発の合計2万発持っているため、最大MYは20000という数値になる。
最大M♢(さいだいえむだいや)
1人のユーザーがずっと遊技していたと仮定した場合の最も消費した玉数。1日の最大ハマり。荒さを示す指標のひとつ。
例:1万発消費、2万発回収、3万発消費、4万発回収の場合はM♢は30000となる。
稼働貢献週(かどうこうけんしゅう)
全国の平均稼働を1週間単位で上回れば貢献週として加算されていく。どれほどの期間稼働し、貢献することができたのかを表す重要な指標となります。
気が向いたときに随時更新していきます!
ただしその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな
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